不動産取引の仲介手数料
不動産を探す場合には、さまざまなことを考えなければなりません。もちろん、その中には費用に関する問題も含まれます。
土地・建物を購入する場合はもちろん、賃貸契約をする場合でも、相当な費用が必要になることを忘れてはいけません。
地域を絞って希望の不動産を探す
最初に考えなければならないことは、どの地域で物件を探すのかということです。不動産の価格などは、地域によって大きく異なります。人気の高い地域では、購入代金も、賃貸の家賃も、非常に高くなります。逆に、都心から離れた地域などは、全体的に物価も低くなっていて、不動産に関する費用も安く済ませることができます。
費用を最も重視するのであれば、都心に近いところを避けて、少し離れた地域で物件探しをするのが望ましいです。
利便性を求めるのであれば、都心に近いところということになります。高額の出費を覚悟する必要があります。
たとえば、京都市などの地域は、非常に人気がある地域です。人気が高いということは、物件の数も豊富に揃っているということでもあるため、京都府の中でも京都市北区・左京区・上京区で物件を探そうとすると、比較的容易に見つけることができます。
京都市で物件を探すことに決めたら、次に考えるのは物件のタイプです。どのような不動産に住みたいのかを明確に決めておかないと、業者のところに行っても、なかなか話を進めることができなくなります。最低限、部屋の広さや駅からの距離といった基本的な条件については、必ず決めておくべきです。
物件に関する希望が決まったら、不動産業者との交渉に入っていくわけですが、業者選びも慎重にしなければなりません。複数の業者の情報を集めることが大切です。
対応の丁寧さ、スピードなどは、業者によって大きく変わってしまいます。不動産というのは、非常に高額の取り引きをするものですから、安心して依頼することができる業者を見つけることが大切なのです。複数の業者を比較して、最も安心できる業者と交渉をするようにするべきです。
仲介手数料の考え方
不動産業者に対しても、さまざまな費用の支払いがあります。特に大切なのは、仲介手数料です。
業者は、不動産を購入するに当たって、その仲介を手がけてくれます。その対価として、仲介手数料という形で支払いをするのです。仲介手数料の金額や、支払う時期などについては、業者と交渉していく過程で確認することになります。
きちんと質問をして、納得できてから交渉を始めることが、スムーズに手続きを進めるコツです。
業者に仲介を依頼した場合、契約書を発行することになりますが、その後、契約後にキャンセルするなど行なった場合、契約書の内容によっては、仲介手数料を支払わなければならないケースもあります。しっかりと契約を確認しましょう。
仲介手数料は、一戸建て・マンション・土地を不動産会社など仲介会社を通じて売買するときに支払います。一般的には、契約金額の3%+6万円+消費税を上限として各仲介会社が定めています。なぜ仲介手数料が発生するのか、仲介手数料の考え方として、買主にとっては情報の提供・物件調査・ローン手続の代行などへの対価であり、売主にとっては広く買い手を探してもらう為の広告宣伝費等が含まれ、仲介会社の営業力を活かしてスムーズに販売できるというメリットがあります。