不動産を購入する際のローンについて
京都市内の物件は比較的地価が高いので、一般の方が住まいのための住宅を購入する場合、ほとんどの人がローンを利用する形になります。
不動産を購入するときの借り入れは、資金力があって利息も安い銀行にすることが多いですが、高額な借り入れになってしまいますので、本人の資力や年齢、職業等、審査は比較的厳しくなっています。
銀行での借り入れはほとんどの場合、その銀行の営業区域内に、債務者が居住または勤務していることが条件となっていますので、京都市内で借り入れをするときには、京都内の銀行で申込む人がほとんどです。
借り入れの種類
借り入れの種類は大きく分けて二通りあり、自分や家族が居住するための住宅を建てるときには、住宅ローンを利用することがほとんどです。一方、収益物件やその他の不動産を買い取る場合には、通常は不動産担保ローンを組んでいます。
この二つの借り入れは、減税措置があるかどうかというのが大きな違いになっています。住宅を購入するときには、かなり減税率が高くなりますが、それ以外の借り入れでは所得税の控除対象にはなりません。
ただし、アパートや駐車場、マンションなどを買い取って、大家として収益を得る場合には、該当する収益物件を購入したことによって支払う利息は、不動産収入の確定申告をするときに、経費として計上することができます。
物件の価格に該当する元本は当てはまりませんので、注意しましょう。京都市では物件の建築に制限が多いですが、居住希望者は非常に多く、需要の割に物件が少ない状況となっています。そのため、必然的に物件は高額になりがちですが、減税や経費計上などを上手に利用して、できるだけ支出を抑えるようにしましょう。
また、これらの借り入れの利息はもともとの金額が高いため、完済までにかなりの額になります。できるだけその支払いを減らすためには、繰上償還をするのが最も確実な方法ですが、同じ金額の繰上でも、借り入れから早い時期のほうが利息のカット率は大きくなります。
返済方式・シミュレーション
返済方式も何通りかあり、同じ金利でも支払う利息の額が変わってきますので、申し込みをするときには借り入れの担当者に相談に行き、いくつかのシミュレーションを作ってもらいましょう。
また、途中の契約変更や繰上償還時にかかる手数料も、事前に聞いておきましょう。長期的な返済になりますので、これらの手続きが必要になることもありますが、そこで手数料が高額になるとなかなか思うように返せなくなってしまいます。