住宅の買い替えのコツと手順
住宅というのは、一度購入したら永遠に住み続けることができるというものではありません。一定の年数が経過したら、新しい物件に買い換えたり、リフォームしたりするのが一般的です。また、住まいを決めるのは、仕事の事情も関わってきます。
複数の地域に支店を持っている企業に勤めている場合は、転勤によって、転居せざるを得なくなることがあります。
住宅を探す場合は、不動産を取り扱っている業者に相談することが基本となります。しかし、やみくもに不動産業者を頼るのは避けなければなりません。まずは、自分が住みたい地域を決めることと、どのような物件を探すのかを明確にすることが大切です。不動産の取り引きというのは、極めて高額になります。安易な気持ちで決めてしまうことは、禁物なのです。
たとえば、京都府において、不動産を探す場合は、地域の業者の情報を、しっかりと集める必要があります。1つの業者に最初から決めてしまうのではなく、複数の業者を比較することも大切になります。複数の業者を比較することで、それぞれの業者のメリット、デメリットが見えてきます。できるだけ自分にとって、有利な条件を提示してくれる業者と取り引きをするべきです。
購入が先の場合 購入の業者選び・気に入った物件をおさえる
住宅買い替えを考える場合は、手順をしっかりと把握しておくことが重要です。適切な手続きを取っていくようにしないと、なかなか望むような物件を手にすることはできません。
また、スピードも大切だということを認識しておくべきです。人気の高い不動産物件は、あっという間に契約が進んでしまいます。気になる物件を見つけたら、すぐに契約に向けた行動を取らなければなりません。少し遅れただけで、他の人に取られてしまうのです。
住宅を買い替える場合、一番大切なことは資金計画です。購入を先にするか、売却を先にするかは、この資金計画で決まります。資金計画に余裕があり、先に新居を購入してからゆっくり現在のお住まいを売却しても資金的に問題のない場合は、購入を先にしても大丈夫です。
信頼できる業者を見つけて、じっくり相談しながら、自分の希望に合った魅力的な物件をまず探して購入してから現在のお住まいを売却し、売却代金を新居の住宅ローンの繰り上げ返済等に回せば良いのです。
ただ、資金計画に余裕がなく、どうしても期日までに現在のお住まいを売却しなければならないとなると、相場より安い価格で販売しなければならなくなったり、現在のお住まいに住宅ローンが残っている場合はダブルローンとなる可能性もあるので注意が必要です。
売却が先の場合 現在の住宅の売却・ローンなどの資金計画
資金に余裕がある場合は、上記のように良い物件が見つかるまで新しい住宅をゆっくり探すこともできますが、先に現在の住宅の売却をしてから、その資金を元に買い替えをするという方法もあります。
現在のお住まいの売却代金が手元にあるので、購入物件を検討する上で安心・確実です。購入物件の価格帯の目安もつきます。またダブルローンの心配もありません。
購入先の選定や、万一の場合の仮住まいの確保等も同時に進めておくべきです。
売却する不動産がいくらになるか、ローンはどうなるか、購入する物件の資金とローンはどうなるかなど、細かなシュミレーションが必要となってきます。買い替えの際は、不動産のプロの的確なアドバイスが必要です。信頼できる不動産業者を探しましょう。
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