競売物件はお得?競売物件をうまく活用する(または購入する)方法
京都は不動産の価値が高く、需要もある地域なのですが、物件を購入したのはいいものの、住み続けていくうちに結局ローンが払えなくなって差し押さえられ、競売にかけられるというケースも少なくありません。
この場合、差し押さえられた物件は、裁判所が定めた日時に入札を行い、最低入札価格を上回り、最も高額で入札した人に落札されることになります。
競売物件落札のため、一般的なその地域の不動産価値の知識が必要
京都市内ではこのような競売物件もたくさんあり、一般民家やマンション、土地など物件の種類も豊富です。入札はもちろん一般の人でも可能ですが、通常はこれらの情報があまり周知されることはありませんので、こまめに京都の物件について調べている不動産業者が入札することがほとんどです。
一般的には、競売にかけられた物件というのは市場価格よりもかなり安くなっています。ただし、確実に落札できるとは限りませんので、できるだけ低い金額で、落札できる可能性をあげるためには、京都市内の不動産の価値についてある程度知識を持っておく必要があります。
また、競売物件は、事前に内覧ができないことや、居住者が立ち退かない、動産が放置してあり勝手に処分できないなどのケースがあったり、一般の物件とは異なる競売物件の特性もあるので、法的な知識も持っておく必要があります。
競売物件の活用 居住・収益物件として運用・転売
落札できたときには、その物件にそのまま居住したり、収益物件として貸し出したり、リフォームや建て替えなどをしたり、業者に転売するなど、用途は自由ですので、立地条件が良く、安く買えそうな物件があれば、自分が居住するつもりがなくても落札してうまく活用することは可能です。
競売物件購入の手順
競売物件の情報は、裁判所のホームページでも確認できますが、直接管轄の裁判所に出かけて記録を見せてもらったほうが、最新の不動産をより詳しく調べることができます。
閲覧は誰でも無料で、自由にできるようになっており、だいたい業者などが閲覧しています。これで物件の情報を集め、入札してみたいと思った物件があったら、入札期間中に執行官室に直接持ち込むか、郵送で必要書類を提出します。
必要な書類は執行官に依頼すれば用意してもらえますので、早めに準備しておきましょう。また、入札時には物件ごとに決められた保証金を納める必要があります。落札できなかったときには還付されますが、一時的にまとまった金額が必要になりますので、あらかじめ確認しておきましょう。
また、添付書類として、住民票や資格証明書など、役所で取り寄せる書類もあります。入札期間を経過した場合は、入札が受け付けられなくなりますので、物件の情報はこまめにチェックしておいたほうがよいでしょう。
なお、落札後、裁判所で売却許可決定が出たら、その確定後約一ヶ月程度の定められた日までに代金を納める必要があります。
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